ビスポークテーラリング
肩 & ジャケットのフィット
肩構造、胸のドレープ、バランス、ジャケットのフィット不良を最もよく示すサインを読み取ります。
要点
- ナチュラルショルダーは身体に沿い、ソフトショルダーはパッドが少なく、構築的な肩はより明確な線を作ります。ロープドショルダーは袖山を肩線より高く見せます…
- ドレープとは上胸部に意図的に持たせたゆとりで、偶然のしわではありません。ウエストサプレッションは胴中部が内側へ絞られる輪郭です。
- 襟の浮きは襟サイズだけでなく、姿勢、肩の傾斜、型紙のバランスから生じることがあります。
- 上袖付近のくぼみは、袖山の形状、腕の位置、余分な幅による場合があります。肩のしわは傾斜、パッド、姿勢と関係することがあります。
ナチュラル、ソフト、構築的、ロープドショルダー
肩のスタイルはパッド、延長、袖山の表現が異なり、装飾ではなく構造として評価します。
支えとシルエットを分けて考える
ナチュラルショルダーは体に近く沿い、ソフトショルダーはパッドが少なく、構築的な肩はより明確な線を作り、ロープドショルダーは袖山を肩線より高く見せます。店ごとに用語の解釈が異なるため、視覚資料が重要です。
胸のドレープとウエストの絞り
胸のゆとりは動きと形を作り、ウエストの絞りは留め位置に無理をかけず、その下への移行を制御します。
張力を生まずに形を作る
ドレープは上胸に意図的に持たせるゆとりで、偶然のしわではありません。ウエストの絞りは胴中央が内側へ入る輪郭です。ゆとりが少なすぎると動きが制限されボタンが引かれ、絞りすぎると裾が開き前身が歪むことがあります。
襟と前身のバランス
襟は首に沿い、着用者が自然に立ったとき左右の前身と裾は水平に落ちるべきです。
首から裾までバランスを読む
襟が浮く原因は襟寸法だけでなく、姿勢、肩傾斜、型紙のバランスにあることがあります。前身が開く、重なる、高さが違う場合は、服が意図どおり体を囲んで落ちていません。
肩のディボットと波打ち
袖山下のへこみや肩を横切る波は、診断すべき手掛かりであり、万能の簡単な修正法があるものではありません。
袖山のディボットと肩の波を区別する
上袖付近のへこみは袖山形状、腕位置、過剰な幅に関連し、肩の波打ちは傾斜、パッド、姿勢に関係することがあります。同じようなしわでも体によって原因は異なります。
引きつれ、交差するベント、姿勢
ボタンの張り、斜めの引き線、交差するベントは、型紙が胸、臀部、普段の姿勢とどう相互作用するかを示します。
しわから原因を読む
ボタンから放射状に出る線は、余裕不足や成形位置のずれを示すことが多く、ベントの重なりや開きは臀部のゆとり、背面バランス、姿勢に関係します。ジャケットをきれいに見せるためだけに無理に直立してはいけません。
フィッティングでの伝え方
場所、方向、発生するタイミング、感覚を説明し、フィッターに推測した修正案ではなく証拠を伝えます。
直し方ではなく起きていることを伝える
有用なフィッティング表現は、生地がどこで引かれるか、つぶれるか、静止時か動作時か、圧迫感があるかを示します。原因が分かる前に特定の縫い目を詰める・出すと指示しないようにします。
